メドックマラソンに参加しました

久しぶりの更新になります。 2025年9月6日、司法書士仲間と一緒にメドックマラソンに参加してきました。

メドックマラソンとは、毎年9月上旬にフランスのボルドーで開催されるマラソン大会のことです。
ボルドーといえばワイン。ボルドーのあるメドック地方のブドウ畑と名門シャトー(ワイナリー)を巡る楽しいコースで、なんとエイドステーション(給水所)には水ではなく、ワインが並びます。


ワインも大いに楽しみたいですが、しっかり42.195km走るフルマラソン大会なので、参加する以上はやはり完走したいもの。
今年の夏は猛暑でしたが、仕事の後に毎日走って足腰を鍛え、本番に備えました。

海外に行くのは久しぶりで、時差ぼけの感覚もすっかり忘れていました。
マラソン当日までに体調を整えるのも参加者の仕事です。

ランナーたちがコスプレをして走るのも、この大会の特徴です。
今年(2025年)のテーマは 「海(La Mer)」!
皆さんだったらどういった格好で参加しますか?
私は、板前とフグ調理師の資格持ちとして、ここはやはり鮨で行こう!と思いました。
走りやすさを重視して、鉢巻きに甚兵衛姿にします。
葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」の柄の甚兵衛で、日本からの参加者だとアピールしました。


会場には大勢のランナーが集まりました。みんなカニや魚、海賊にマーメイドなど、めいめいに仮装したおもしろい格好をしています。
目立つコスチュームであればあるほど、観客が盛り上がって沿道から大きなエールがもらえます。


ワインはどれもとてもおいしくて、ついつい飲みすぎてしまいそうになりますが、ブドウ畑の中を走るコースは意外にアップダウンが多くてハード。
また20余りある格付けシャトーの敷地内は舗装道路ばかりではなく、砂利道や農道もあって、足への負担はかかります。
ワインもほどほどにしないとバテてしまうため、羽目を外さないように、自制心と判断力を試されます。

お酒を飲みながら走ること自体普段しないため、どうしても身体に負荷がかかってしまいますが、ランナーも運営スタッフも観客もみんながハッピーないい雰囲気の中で、楽しみながら走っていけました。
給水所では、バンドが生演奏を始めてその場にいるみんなで踊りだしたり、ワインを介してランナー同士の会話がはずんだりと、お祭り気分の楽しい雰囲気の中でゴールを目指します。
頑張った甲斐あって、無事ゴール!初めての海外マラソンを完走できて大満足です。


日本での常識を超えたおもしろい体験ができ、異文化体験で見識が広がった気がします。
ワインを美味しく飲めるのも、フルマラソンをゴールできるのも、元気だからこそ。
人生、健康で心配ごとが少なければ幸せだなあと実感しました。
そして、人生の心配ごとを減らすサポートをする自分の仕事に、あらためてやる気を持ちました。
長くなりましたが、このマラソンで得られたバイタリティを、今後の業務にも生かせそうです。

2025年10月25日