先日の母の日には、コロナウイルス感染対策の自粛期間中ということで、遠方の母上に会えない方も多かったのではないでしょうか。

私もリモート帰省をしようにも、実家ではネットを使わないため、母親にカーネーションを送ることにしました。

5月に入ると、近くの花屋にはたくさんのカーネーションの花束や鉢が並びます。
その中から鉢をひとつ選び、指定されたテーブルに座って伝票に郵送先を記入していると、蘭が視界に入ってきました。

とても綺麗な黄色の蘭！
おもわず「この蘭に変えてください」と言いました。

送るのは母の日のプレゼントであること、母の日には赤いカーネーションを送るのが習わしであることを思い出したのは、配送手続きを済ませた後のことでした。

カーネーションではなく、赤い花でさえありませんが、その美しさに目を奪われたので、母親にも同じ感動を届けたいと思ったのです。

突然黄色い蘭が届けられると驚くのではないかと思いましたが、花屋さんは母の日用のパッケージにしてくれて、当日に配送されたため、きちんと伝わり、夜にはお礼の電話がありました。

普段でも母の日に帰省することはなかなかありませんが、今年は自粛期間中で暇を持て余しているらしく、例年以上に喜んでもらえたような気がします。

通常の生活が送れずにいる今は、普段なかなかできずに後回しにしていることに向き合うのにいいタイミング。

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